目の前の数字に振り回される朝

今日もまた朝の6時に目が覚める。寝室の時計を見て、「ああ、またこの時間か…」とぼんやりとした頭でつぶやく。毎日同じ時間に目覚めるのが習慣化してしまったけど、これがちょっとした試練。寝た感覚もなく、すぐにベッドから起き上がる。昨日寝不足だったからか、体が少しだるいけど、朝の一杯のコーヒーで気合いを入れる。

リビングに行くと、やっぱり最初にパソコンを開けて、昨日の株式市場の動向を確認。昨日の夜はどうだったかな、なんて思いながら、いくつかの株価が目に飛び込んでくる。ああ、これも昨日のアメリカ市場の影響か、なんて考えながら、まずはパソコンの前に座って、昨日買った銘柄がどうなったかをじっくり見る。あれ、ちょっと下がってる。昨日はなんとなくうまくいった気がしたのに、あの時に売っておくべきだったかもなぁ。

でも、まだ焦って動くのはダメ。どんなに株価が下がっても、冷静に見守るのが一番だって、いつも心に誓う。そうやって、自分に言い聞かせて、今日もまたそのままパソコンをじっと見つめる。

午前の取引

9時になって、東京市場がオープン。前日のアメリカ市場の影響を受けて、最初はちょっとした動きがあったけれど、徐々に落ち着いてきた。でも、その落ち着きが一番危険だと思っている。こういう時にこそ、ポートフォリオを見直さないと、また大きなリスクを背負うことになるから。

でも、なかなか思い切って売る勇気が出ない。買った株の一部は本当に値動きが激しいから、ちょっと売るタイミングを逃したら、また落ちてしまいそう。今日はどうしようかなぁ、なんて悩みながらも、手持ちの銘柄の動きを見守るしかない。

それでも、売るタイミングを逃してしまったことで、焦って動き出すわけにはいかない。結局、今日は冷静に待つべきだと自分に言い聞かせながら、昼まで取引を続ける。

ランチタイムの無駄に感じる焦り

昼休憩になるけれど、結局パソコンの前から離れられない。頭の中では、売った方がいいのか、今すぐではなくて、少し様子を見た方がいいのか、そんなことばかりぐるぐる回っている。株をやると、こうして昼ご飯も食べられない日があるんだよなぁ。今日はサンドイッチを作ったけれど、食べるのも何だか忘れてしまいそうになる。

でも、こういう無駄に感じる焦りが、実は自分にとって一番ストレスになっているんだろうな、なんて自覚もある。何度も何度も株価を見ていると、目の前の数字に振り回されて、他のことが見えなくなる。それが自分のペースを崩す原因だって、どこかで気づいている。

気づいているけど、でも…やっぱり目の前の数字を無視することはできない。しばらくパソコンの前に座りながら、少しだけ深呼吸して、再び株価の動きをチェック。はぁ、全然落ち着けないな。

午後の取引とその後

午後になると、株価が少しずつ安定してきた。でも、まだ完全に安定したわけではない。やっぱり、昨日の下げが気になって、少し売るのをためらってしまう。こうしてじっと待つことが得意じゃない自分には、やっぱり心の中でどうしても焦りが募る。

でも、ちょっと待ってみよう。焦らず、持ち続ければきっと回復する。そう言い聞かせながら、もう少しだけ、この状況に耐えてみることにした。ああ、でも…やっぱり気になる。手放すべきなのか、それとももっと持ち続けるべきなのか。今の自分には決断を下すのが難しい。

その後、少しリフレッシュしようと散歩に出かけたけど、結局外に出ても株のことが頭から離れず、スマホでチェックしてしまう自分にまたもやイライラ。結局、外に出ても株のことばかり考えているなら、最初から家にいれば良かったなって思う。

夜、そして今日の振り返り

夜になって、少し落ち着いた時間。夕飯を食べた後、またパソコンを開いて、一日を振り返る。今日はずっと焦りっぱなしだったなって感じる。うーん、これじゃ株式投資どころか、精神的にも疲れてしまう。

そういえば、最近取引を始めてから、自分のペースを取り戻すことがなかなかできていない。無駄に焦らず、冷静に取引しないと、無駄にストレスをため込んでしまう。でも、冷静になろうとした瞬間に、株価が下がると、どうしても「今すぐに売らなきゃ」って思っちゃうから、これが本当に厄介だ。

結局、今日は早めに寝ることに決めた。明日は少しでも冷静に取引できるように、今日の反省を活かしてみよう。でも、やっぱり…株をやっていると、こんな風に頭から離れなくなってしまうんだよな。

明日もまた、冷静に、焦らずに。自分に言い聞かせながら、今日は終わり。